ピル

生理不順や生理痛で悩む女性は多いのではないでしょうか。生理不順は不妊の原因となりますし、生理痛がひどい場合、一日中動けずに会社を休んでしまうことだってありますよね。そんなときの対処法の一つが低容量ピルや中用量ピル。生理不順や生理痛を軽減するだけでなく、避妊効果、経血の減少、子宮内膜症の予防など多くのメリットがあります。


ただし、薬につきものなのが副作用。吐気や頭痛、乳房の張りがピルの代表的な副作用です。しかし、実はもっと危険で意外な副作用が潜んでいるのです。

■飛行機に乗っていないのにエコノミークラス症候群になる副作用あり

200人に1人程度、エコノミークラス症候群の症状である”血栓症”になってしまう可能性があります。
血栓症とは、血管の中に血液の塊が詰まってしまう疾患です。この塊が心臓に流れてしまうと心筋梗塞脳に流れてしまうと脳梗塞を引き起こしてしまいます。


■ピルによる血栓症の代表的な症状は片足だけふくらはぎの痛み

片足のみのふくらはぎが赤くなり、握ると痛い、足が吊っているような感覚がある場合、血栓症を疑ってください。また、ふくらはぎの痛み以外にも、頭痛腹痛視野が狭くなる一部見えない部分があるなどの目の症状も血栓症の疑いがあります。


■異常を感じたらすぐ病院に相談

血栓症は命に関わる病気です。ピルを飲み始め、何か異常を感じたらすぐにかかりつけの婦人科に相談してください。ピルにはいくつか種類がありますので、血栓症でなかった際は自分に合うタイプのものを探してもらうことも可能です。

生理不順や生理痛の味方であるピルですが、副作用があるのも事実。処方の際はかかりつけの婦人科でしっかりと相談をし、服用し始めてからも様子を見て、自分の体をケアしてあげてくださいね。

転載元:http://lifestyle.jp.msn.com/diet_healthcare/news/wooris/