びっくりマーク

「え?こんなことで痛めちゃうの?」と思うほど何気ない動作がきっかけで起こる腰の激痛は、日常のあらゆる動作で起こる可能性があります。一般的には、布団や物を持ち上げるとき、顔を洗うとき、靴下を履くとき、背伸びをした瞬間、急にスポーツをしたときなどに起こりやすいといわれています。

これは日頃の姿勢や身体の使い方により、骨盤まわりの前後・左右のバランスが崩れていることが原因です。


そこで今回は、ぎっくり腰を少しでも早く治るための対処法をSKP整体師範、蘇生会代表の山崎克弘さんコメントをいただきましたのでご紹介いたします。


■足を高くして横向きになる

ぎっくり腰の痛みは、腰椎から出た神経が骨盤に入るところ(腰の付け根部分)にある、腰神経叢といわれる神経が集まった部分で痛むケースがほとんどです。回復を早めるためには、足を高くしてゆっくり横向きの姿勢で休みましょう


■冷やすこと

発生後間もなく、痛みが続くようなら冷湿布がおすすめです。脳に伝わる神経の冷たさの刺激が加わることで、痛みの刺激をブロックする作用が働くので、痛みがやわらぎます。
ただし、長時間行うと血行が悪くなり、筋肉が固くなってしまうので注意してください
筋肉が固くなると回復の遅れの原因にもなるので、気をつけましょう。


■圧迫と固定で痛みを軽減する

腰神経叢を圧迫している骨盤の骨(腸骨)と腰椎の間のすきまを開けることで、ほとんどの場合、痛みは治まります。一般には痛みのある腰を圧迫、固定するために、コルセットやさらしを強く巻くといいのですが、それにはコツがいるため、専用の骨盤ベルトを着用することをおすすめします。

ふとした動作で起こるぎっくり腰の予防のポイントは、動作の前になるべくひと呼吸おくことです。
そして、荷物や腰を曲げる、スポーツをするときは、ウォーミングアップをするなど腰への負担を軽くすることを心がけてみましょう。

転載元:http://lifestyle.jp.msn.com/diet_healthcare/news/wooris/