夏に入って寝付きが悪くなったという人が増えています。エアコンを朝まで使うのはもったいないし、空気が乾燥すると夏風邪の原因にもなり体調を崩してしまいます。さまざまな快眠グッズを取り入れてぐっすり眠ろうとしている人も多いのでは? しかし、間違った使い方をしていては元も子もありません。
■1:カーテンを見直す
快眠に最適な温度は26~28℃、湿度50~60℃を保つこと。室温管理はカーテンよりも窓の外で熱を遮断する簾や遮光フィルム、ゴーヤなどを栽培して緑のカーテンを作るのが効果的です。
■2:エアコンを除湿に設定
冷房より除湿のほうが体に優しそう、エコ効果がありそう、というイメージで除湿を使う人が増えています。しかし温め機能も使う除湿のほうが電気代がかかっていることも。機種によって熱量が違うので確認しましょう。入眠1時間後に切れるタイマーも忘れずにセットしてください。
■3:冷感シーツの良し悪し
日常的に節電の意識が強くなってから、人気急上昇中の涼感シーツですが、汗を吸わないものは睡眠中に不快を感じて眠りが浅くなります。
■4:低反発枕は夏に不向き
熱がこもりやすいのが低反発素材です。快適に眠るためには頭を冷ますことを意識しましょう。通気性の良い、竹やござなどの和素材がおすすめです。
■5:寝酒は逆効果
お酒は摂取した数時間後に脳を覚醒させてしまいます。寝る3時間前には胃に何も入れないことで、体は休息時間に入れることを覚えておきましょう。
■6:カフェインの持続効果を知る
コーヒー以外にも緑茶や栄養ドリンクに含まれるカフェイン。個人差はあれど若者は1~2時間、高齢者は3~4時間覚醒作用が続くので、夜に飲むならカフェインレスな麦茶やハーブティーがおすすめです。
■7:朝日を浴びて朝食を摂る
体内時計は原始時代の人間の生活に合うようになっています。朝日を20分浴びることで、眠りを誘うホルモンのメラトニンが就寝時間に増えるようになります。
■8:メラトニンの含まれる食物を摂る
青汁などによく含まれているケールや、アメリカンチェリーにメラトニンが多く含まれています。夜にお腹がすいたら思い出してみてください。
■9:深夜のコンビニ・スマホは避ける
15分以上深夜のコンビニに滞在すると、体が覚醒して眠りにくくなってしまいます。同じ理由でスマホやPCを就寝前に見るのも避けましょう。
■10:睡眠時間の確認
「よく眠れていない」と思い込んでいると、7時間以上寝ていても「私は疲れが取れていないんだ」と脳を悪い方向に騙すことに。適切な睡眠時間が取れていることを数字で確認して「今日もよく寝た」と認識することは毎日の快眠に効果的です。
暑さ対策などの環境を整えて、眠り上手になればさらに美しくなれること間違いなしですね。
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