たけのこトイレ

便は健康のバロメーターです。
硬い便、柔らかい便でその日の体調が判断できますし、便の色でも健康具合が分かります。便秘がちだと便が黒色で硬くなるという話はご存じかもしれませんが、仮に便が不自然に黒かった場合は、要注意です。

■黒色の便は胃腸が出血している恐れあり

便をした後に便器をのぞき込み、ご自分の排せつ物を“真っ黒”だと思ったら、注意が必要です。肛門の近くで出血している場合は便に赤い血が付着して終わりですが、胃腸に出血がある場合、胃酸と血液が混ざって便が真っ黒くなります。その手の便をタール便とも呼びますが、タールと同じくらい不自然に黒くなるのです。

タール便が出た場合、

(1)胃潰瘍、胃がん、重症の胃炎

(2)十二指腸潰瘍、十二指腸乳頭部がん

(3)食堂静脈瘤、食道がん

などが疑われます。胃や腸でかなりの出血がないと便は黒くならないので、重病の可能性があります。一刻も早く胃カメラを飲んで、検査が必要になります。


■健康な便は美しい

健康な便は、常に美しいです。色彩も黄色と茶色の中間をなしており、バナナ型で切れ味が良く、残便感もありません。硬すぎず柔らかすぎず、便器に放った瞬間、水の中に沈みます。


硬くて黒い便・・・便秘の可能性が有り

コロコロとした便・・・ストレス過多の可能性が有り

ねっとりとした便・・・野菜不足の可能性が有り

どろどろの便・・・お腹の調子が乱れている可能性が有り

水っぽい便・・・食中毒などの可能性が有り

水に浮く便・・・消化不良、油分過多の可能性が有り


以上のように便を観察すれば、ご自分の健康状態を知る手がかりになるのです。単に流してお終いにしてしまわず、じっくりと観察する時間を設けてみましょう。ご自分の便なら不潔感もないと思います。重病発見の手がかりにもなるので、今日からさっそく実践してください。

転載元:http://lifestyle.jp.msn.com/diet_healthcare/news/wooris/